「ソニー損保」のケチっ!

先月中旬、いつも通勤や届け物で乗っている車を息子が運転していて追突された。こちらには全く落ち度が無いので、10対0の事故と双方の保険会社も認めている。修理代は約90万円。ちょうど10年乗っていた車なので、相手の保険会社からは保険金が16万円弱くらいしか出ないとのこと。これがこの車の現在の価値(価格)なのだという。車は、ぶつけられて、ほとんど廃車同然の状態だそうだ。「Cピラー」とかいうところまで被害が及んでいるとのこと。

いくらなんでも、90万の修理代に16万しか出ないんじゃ、持ち出しばっかりが多くて話にならない。こちらが入っていた保険からは、77万円が出るというが、その中には相手からもらえる16万弱の保険金も含まれてのことなので、やっぱり修理代に届かない。結局、こちらの保険会社から出る77万円を頭金にして新車を買うことにした。

新しい車はゴールデンウイーク開けに来るとのこと。それまで相手の保険会社が料金を払う代車(レンタカー)を使うつもりだったが、相手の保険会社から代車を返せと言ってきた。代車の提供は原則的に2週間くらいしか出来ないという。2週間って、ぶつけられた車を修理しようか、それとも新車を購入しようかと、迷うくらいの期間だ。新車を買おうとなったら、まずは車種の選択からオプション類の選択、そこまで決まったら金策までやらなきゃならない。そんなことをやっている内に2週間や3週間はすぐに経ってしまう。新車購入の契約をしたって、車が届くのは1ヶ月くらい先だ。

それなのに相手の保険会社(ソニー損保)からは早くレンタカー(代車)を返してくれと、何度も何度も電話が来る。「新車を買うことにしたんで、連休明けまでは返せない。」と話したら、今度はレンタカーの車種を変えてくれと言いはじめた。今までのレンタカーはホンダ・インサイトのハイブリッド。こちらが譲歩して新しくやって来たレンタカーはホンダ・フィット(ガソリン車)。このフィット、カーナビもETCのカード・ホルダーも後付けで、契約しているタワー式パーキングに入れようとしたらサイドミラーを閉じるボタンが見つからない。どうやら、そもそもボタンが無いらしい。ちょっと珍しいくらいの代物だった。

保険会社にとってはお金が大事なんだろうということは良くわかる。1日のレンタカー代が安い車の方が、出費も抑えられて得なんだろうと思う。大事なお金がそれだけ出て行かないというわけだ。でも、ぶつけられて、思ってもみなかった出費に驚いている被害者のことはどれだけ考えられたんだろうか?

「人の気持ちよりお金が大事」。どこにでも転がっている話なんだろうけど、「損して得取れ」っていう言葉もあるのを知っているんだろうか。ま、「ソニー損保」に入っている車にはぶつけられないように気を付けたいもんだ。

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